
皇室ゆかりの気品溢れるクラシックホテル。
ロビーから吹き抜け高天井を撮りました。
一部分にハレーションを入れて、柔らかさを少し出しながら春日灯籠をイメージしたシャンデリアを強調しました。
1909年10月に営業開始したのですから、傷みも当然あり歩くと至る所でギシギシと音を出しています。
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- 2011/04/25(月) 23:46:55|
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窓の大正ガラスが、庭の風景をゆらゆらと揺らします。
最近の土日は、ここが私の仕事場になってしまいました。
シーズンOFFまでは頑張らないと・・・
暫くは、魅力満載の西の迎賓館もじっくりと撮らせてもらえそうです^^
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- 2011/04/22(金) 23:24:27|
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【夢コラム】写真で、ライティングを駆使して撮影するプロカメラマンという職業があります。
私もレベルは別にすればそれにあたります^^;
フォトレタッチャーは、そのカメラマンたちを「写真を加工する」という特殊分野でサポートしています。
いわゆるPhotoshopなどを使い、撮影時には実現出来なかった事を、加工処理を通して写真の品質を引き上げる技を「フォトレタッチ」、それを仕事としている方を「フォトレタッチャー」と呼んでいます。
簡単な作業だと、ゴミ消しから始まって違う写真を合成して一つの写真のように見せたり、実写などをCGに合成したりと、その幅はとても広いです。以前は、印刷の前工程である「製版」と呼ばれる職種で行われてきた事なのです。
しかし、デジタルの普及により、よりクリエイティブさが要求されるようになり、それを実現するために専門職として最近脚光を浴びてきた業種なのです。
有名どころでは、栗山和弥氏がいます。
「ロードオブザリング」「デスノート」「海猿」「男たちの大和」などが主な作品です。
私は、フォトレタッチをしない画像は「写真と言えない」派です。
極端かもしれませんが、何かしらのレタッチは必要なはずだと思っています。
CCDのゴミ、レベルがどちらかに偏ったデータ、トリミングがされていなかったり、水平が傾いたまま・・・あげれば切りがないです。
特に顕著なのが、「ノートリです。」とか、「ノーレタッチです。」などと言うコメントを耳にします。
しかし、それは単にトリミングやレタッチを知ろうとしないのではないでしょうか。
プロカメラマンは、自分でレタッチ出来る方と、レタッチャーに委託する方、もしくは発注会社がレタッチャーを雇用しています。ですから、一般の方が目にする頃には、レタッチ済みと言う事になります。
では、一般の方とか、私のように余裕のないカメラマンは自分で以上の事をしなければなりません。
大変ですが、しないと「商品」としての価値もなくなってしまいます。
以前も、レタッチの事に触れた事もありました。
現像所にプリントなどを依頼していた時代は、ある意味レタッチャー(当時は、暗室マンとかプリンターマンと呼ばれていました)が、顧客の写真を「より良い写真」に加工していたのです。ですから、仕上がりを手にしたとき、何気に見ていたでしょうが、価格に転嫁されていたのです。
じゃ、現在はどうでしょうか、なんにも整えられていないデータをいきなり世界中に配信しているのです。
もっともっと綺麗な写真になるのにです。
いくら高いレンズや、精度のいいカメラを駆使して撮ってもレタッチは欠かせないのです。
なにか、物売り広告のような文面になってしまいましたが、私の日々の疑問を少しだけですが書きました。
写真は、先日「鵜殿のヨシ原」で撮ったオオヨシキリの連写です。
曇天で白が乗っていない所為もあり、眠い写真に写っています。
レタッチの内容は、
ヒストグラムで黒と白を整えました
(次回のコラムで^^)。
色温度を触りながら、自分で見た印象も考慮して手前ボケの芥子菜の黄色を微調整しました。
などなどして仕上がったのが先日貼った画像です。
- 2010/05/12(水) 01:06:23|
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【夢コラム】詳細まで表現出来ているのか疑問ですが、覆い焼き作業工程を順番に書いてみました。
最初は水面の調子を考慮して現像します。
ヒストグラムを見ながら黒と白が適正になるように(上部の赤い矢印部分)「露光量」と「黒レベル」で調整します。
次に「明るさ」(下部の赤い矢印をスライドさせて水面の調子が出るように調整します。
これで「OK」をクリックし、背景として利用します。
[覆い焼き 2]の続きを読む
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- 2010/02/17(水) 23:12:22|
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【夢コラム】暗室マンだった頃、作業用に色々な小道具、ツールを作る事から始まりました。
その、いろいろなツールの一部は、今はPCのモニター上に並べられています。
なんとも便利になったものです。薬品臭さは無くなり、変わりにコーヒーとかの匂いが漂っています。
顧客「実は、このカモの顔が見えないので、何とか見えるようにして欲しいんですが・・・」
受付「はい、出来るだけ頑張ってみます。」
「料金ですが、「手焼き」料金となりますので1,350円になりますが宜しいでしょうか?」
となる訳です。
で、顧客の要望通りの作業開始となります。
暗室では・・・・・・と作業が続き「完成」の写真の出来上がりとなります。
出品作品とか、写真展などのプリントのほとんどは、このようにして暗室マンに依頼していた訳です。
「◯◯さん指定で・・・」などと、多くのカメラマンさん御用達のベテランさんも沢山いらっしゃいました。
現在はと言うと、作業の多くはPC上で終わってしまいます。
と言う訳で、今回は私が作業する、PC上での「焼き込み・覆い焼き」を紹介します。
レイヤー1(背景)は、撮影時の画像です。ヒストグラムを整え、水面も色調も大体そろえます。
次に、撮影画像をコガモの色調を判断出来るくらいに「露光量」を調整し、レイヤ-1の上にレイヤ-2として重ねます。
そして、レイヤ-3はレイヤ-2を加工し水面などを消去してコガモだけを残しています。
最後は、レイヤ-1(背景)に、レイヤ-3だけを乗せ「不透明度」調整などをして馴染ませてから「統合」します。
このようにして「現像」を行い、コガモも、水面も調子を確認出来る「写真」の完成となりました。
使用ソフトはPhotoShopCS3を使っています。(今回の「完成写真」は
【野鳥写真掲示板】で)
インチキ臭そうにお思いでしょうが、世の中で目にするほとんどの画像には「現像」処理や、レタッチャーによって何らかの加工処理か行われています。
折角撮られた写真も、ゴミ箱処理するのではなく、どうにかして「作品」として格上げしたいものですね。
追伸
野鳥を撮るようになって思った事があります。
野鳥個体の色調は最も重要な要素ですからこの色がブレたのでは話になりません。
で、私の場合ですが、AWB(オートホワイトバランス)は使っていません。
5000°Kに「マニュアル設定」して撮ります。(曇天などの日は、5500°K)
こうする事で、これから本番の梅の花絡みによる野鳥個体の色のズレは一発解消されるでしょう。
後のPC上での作業も微調整で済みますし。
鳥の色が出ない方は是非お試し下さい^^
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- 2010/02/13(土) 01:33:16|
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