
久しぶりの海は気持ちよかった。青空が水面越しに入って来る。
12羽のオオソリハシシギが、いきなり前を通り過ぎる。トキメク間もなく過ぎ、モニターを見ながら感じる鼓動は気持ちいい。超久しぶりの感動は続く。
三重はいい。
特に思い入れが強いこの子は、私に「野鳥撮り」と言う趣味をくれた子だったからだ。日本刀のような美しい反りの嘴は魅力的だ。下記の記事を見てからは、人間としての感覚からくるのかもしれないが感極まってしまい、より一層ハマっていった。この子たちにしたら、何の事はないのかもしれないが、それにしても11,000kmとは・・・・
渡り鳥、ノンストップ飛行1万1000キロ 米研究
9羽のオオソリハシシギの南下ルート。点線は飛行中に発信器からの電波がとだえた鳥の
破線は途中で着陸した鳥の、その後の推定ルート(英王立協会紀要から)
【ワシントン=勝田敏彦】アラスカで繁殖する渡り鳥のオオソリハシシギが、1万1千キロも休まずに太平洋を縦断する能力があることが、米地質調査所(USGS)アラスカ科学センターの研究でわかった。鳥の飛行距離としては最長になるという。英王立協会紀要に発表した。オオソリハシシギは全長約40センチのくちばしの長い鳥で、日本にも飛来する。チームは、06年と07年、秋にアラスカから越冬地のニュージーランドやオーストラリア東部に南下するオオソリハシシギに発信器をつけ、人工衛星を利用して追跡した。その結果、オス2羽は5~6日で約7千キロを、メス7羽は6~9日で8千~1万1千キロを無着陸で飛んでいた。最長距離は07年8月に飛び立ったメスで、8.1日間で1万1680キロを飛んでニュージーランド北部に着いた。鳥はアラスカを飛び立つ前に十分にえさを食べて太り、追い風に乗って高度数千メートルを飛び続ける。ハワイなど途中の島にはえさが少ないことや、降下や上昇による無駄なエネルギー消費を抑えることなどから、ノンストップ飛行をしているらしい。チームのロバート・ギルさんによると、この鳥が滑空することはまれで、飛行中はほとんど羽ばたいているという。南への渡りを終えると体重は半減するが、越冬後にアラスカに北上するときはアジア大陸寄りのルートを取り、途中で着陸しえさを食べながら戻る。栄養状態が良いほうが繁殖に有利になるためとみられる。距離の長い渡りの例としては、オーストラリア東部と中国の間の約6500キロを無着陸で飛ぶホウロクシギが知られている。ちなみに、ジャンボジェット機の1回の航続距離は約1万4千キロ。アラスカ、ニュージーランド間は十数時間で飛べるとみられる。(2008年11月1日朝日新聞記事より)
- 2014/09/23(火) 05:05:51|
- 野鳥
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4

17日、久しぶりで三重県の雲出川と伊勢湾に面したデルタ地帯、香良洲町(からすちょう)へ行ってきました。
これまで、見た事のなかった海鳥を数多く確認出来た場所です。今回は、到着して直ぐにこの子の飛翔と遭遇。
その後、再会は出来ませんでしたが写真の飛び群れをゲット出来ました。他のシギチに比べ少々デコっていて愛らしいですね。
【ソリハシシギ】ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、アフリカ大陸から、インド、東南アジア、オーストラリアの沿岸部で冬を越す。日本で見られる数は多くないが旅鳥として各地に現れる。春は4-5月ごろ北へ渡る途中に渡来し、秋は8-10月ごろ南へ渡る途中渡来する。秋の方が個体数が多い。シギの中では小型で体長22-25cmほどである。翼開長は57-59cm。嘴は体に対して長く、上に反っていて色は黒で基部は黄褐色。成鳥夏羽は体上面が灰褐色、下面が白色で胸に灰褐色の斑がある。足は短く橙黄色。冬羽になると胸の斑が無くなって体下面がより白くなり、足の色が淡くなる。次列風切の羽先が白く、飛翔時には白い帯のように見えてよく目立つ。雌雄同色である。非繁殖期には、主に海岸地方の干潟、浅瀬、砂浜、河口や海岸近くの水田に生息する。内陸部の湿地で見られることはまれである。非繁殖期は、単独か小群で生活する。繁殖期は湿地、草原、ツンドラ地帯などに生息する。砂泥地を活発に動き回り餌を探し、昆虫や小型の甲殻類を食べる。繁殖期は5-7月で、地上の窪みに営巣し、普通4卵を産む。抱卵期間は22-24日である。ピリピリッ、ピーイピーイと口笛のような声で鳴く。(ウィキペディアより)
- 2014/09/22(月) 01:15:09|
- 野鳥
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0